制服をつくる工場でのミシン・アイロン作業/アルバイト・パート

【仕事内容について】 日本全国の中学・高校の制服をメインに、 電車やバスの運転士の制服などを作っています！ 1年間に何万という単位で作りますが、 服の中でも「制服」の特徴は、一般アパレル（服屋さんで売っている一般の服）と違って、 1つのデザインあたりの制作数が少ないこと。 所謂「多品種・小ロット」ということになります。 その多品種の制服に対して、一つ一つ生地を服に仕上げるために、 アイロンをかけてミシンで縫う作業を繰り返します。 自分の担当しているパーツ（上着の裏地部分、袖部分、など）について、 ものによりますが15枚をアイロンがけし、その15枚をミシン縫いし、 縫ったものを次の行程の担当者に渡すという作業を2時間程度かけて行い、 合計すると1日に数十枚から百枚程度を作ります。 もちろん慣れるまでは枚数は少なくなりますし、失敗もありますが、 徐々に仕事のコツを掴んで自分のペースで出来るようになって頂ければ大丈夫です。 アイロンは、家庭用のアイロンとほぼ同じ形状で、見た目は馴染みやすいと思います。 ただ性能はかなり高く、温度調整やスチーム量などが一般のものと異なります。 またアイロン台にも秘密があり、下から吸い込む（バキューム）タイプの専用台を使うため、 アイロンが効率よくかかるようになっています。 折り目がすぐにピシッと入るので非常に気持ち良いですよ。 入社前は、アイロンの熱さを気にされる方もいらっしゃいますが、 工場内は空調もありアイロンの熱自体はそれほど感じません。 適度に身体を動かす仕事のため、デスクワークと比べて健康的に働けるとも言えるかと思います。 ミシンも、見た目は一昔前の足踏み式のミシンとあまり変わりませんが、 これも性能が高いものになります。 大きな生地を縫い合わせることはもちろんですが、タグやポケットなど細かいパーツを 取り付ける行程もあり、同じミシン作業でも仕事のバリエーションが多く、 それぞれにコツがありますので熟練していくと効率よく綺麗に作業を終わらせることが楽しくなってきます。 また、一つの制服を作るためにパーツごとに数人ずつチームに分かれて多くのスタッフが関わるため、 チームワークの充実感もあります。 家庭でミシンを使ったことがある人はもちろんですが、普段使っていない方でも、 先輩社員に教わりながら数ヶ月あれば独り立ちできますよ。 自分の作業スペースの椅子にはマイ座布団を置いたり、 エプロンも自分のお気に入りのものを着用して構いませんので、 働きやすいように自分なりに工夫もできます。 【当社について】 私たち古関株式会社は、学校・会社・官庁制服の製造をしている福島県川俣町の会社です。 1933年に川俣町で創業後、被服類の縫製加工や注文洋服の製造に取り組んできました。 1966年には、ニッケ学生服の指定工場として男女学生服、会社、官庁制服の縫製加工業を開始しました。 流行に左右されない安定した企業です。 【経営理念】 1.私たちは優れた生産技術を通して快適で着心地の良い製品作りを目指します。 2.私たちは最も信頼しあえる社員と共に誇りを持ち夢を持って安心して働ける職場と血の通った温かみのある企業作りを目指します。 3.私たちは常に人間としての良識を持ち人間性を高めながら地域社会に貢献できる人づくりと夢と豊かさが実感できる企業づくりを目指します。

【先輩社員へインタビュー】 Q1.どのような職場の雰囲気ですか？ 女性を中心に、10代から70代まで幅広い年齢層の社員がいて、 30年以上勤務のベテラン社員もいます。 社長も専務も気さくによく話しかけて頂き、アットホームですぐに馴染むことが出来ました！ 繁忙期は自分の役割をしっかりやりつつ、全員で乗り切る意気込みで臨むといいます。自分のことに集中しながらも、みんな周りを見て困っている人を助けるいいチームワークが出来ています。 Q２.仕事をする上で心掛けていることは何ですか？ 枚数ももとめられますが、早くきれいに仕上げることを心がけています！ また、中堅社員となり人に教える場面も多くなってきました。 人それぞれ個性がありますので、縫い方の説明をして、やってみてもらって、その上でどうやって教えたらいいかを考えています。教えることで逆に教わることも多いです。 また、自分がこの制服を着るときにどんな気持ちになるかを考えています！ ある程度の年数着るものなので、きれいなものを着たいでしょうし、そのためにどうすればいいかを工夫することでより良い製品を作ることを心掛けています。